遊園地デートから3日。


そろそろ梅雨に入ろうかというところ。


あれから天翔は前より甘えたで、嫉妬深くなった。


まあ、相変わらずクールで無表情だけど…。


授業が終わり、天翔の待つ玄関に向かおうと、教室を出た。


「待って!!」


すると、誰かに腕を掴まれた。


振り返るとそこにはクラスメートの男子。


何だろ…。


天翔と付き合ってから、あんまり男子は近寄ってこなかったのに…。


まあ…あのケンカ最強の松村天翔ですからね…。


「何か…?」


見た目はそんなにチャラくない、好青年という感じ。