【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

「俺らも行こーぜ」


俺が気分よく中に入ろうとすると、美桜がキュッと俺の服を掴んだ。


「何?」


振り返ると、俯いている美桜。


「どうした? 行くぞ?」


俺が手を掴んで歩こうとすると、美桜は小さく呟いた。


「ヤダ…」


「え?」


「……怖い…から…嫌」


「へっ?」


唖然とする俺。


「怖いの?」


コクリと頷く美桜。


え…? マジ?


お化け屋敷に近寄らないのも、てっきり優実が嫌がるからだと思ってた。


思わず吹き出した俺。


「笑わ…ないでよ…」


「ごめん、つい…」


何か可愛い…。