レストランに入ると、時間のせいかかなりの客が入っていた。 日曜日だけあって、家族連れやカップルでいっぱいだ。 「どうぞ」 店員に通された席に座る。 俺は何となく近くに座る家族連れの様子を眺めていた。 楽しそうに笑いあって食事をする家族。 真ん中に座っている2歳くらいの男の子は、満面の笑みでハンバーグを口にしていた。 楽し…そうだな…。 俺はグッと拳を握った。 「天翔…」 ハッと我に返ると、美桜が俺の体に腕を回していた。 「どうした?」 「こっちの台詞だよ」