「楽しみ〜♪」 「優実って、絶叫系乗れるんだ〜」 「もう、バカにしないでよぅ」 「ごめんごめん」 行列に並んでいる間、ずっとこのバカップルを見せつけられている。 お前らだって俺らのこと忘れてんじゃねぇかよ…。 俺のイライラはピークに達していた。 「……天翔!!」 「あ?」 名前を呼ばれて返事をすると、美桜がビクッと震えた。 「あ、悪ぃ…」 俺が肩を引き寄せると、美桜は俺を遠慮がちに見上げた。 「そんなイライラしなくても…」 美桜は視線を落としながら呟いた。 「悪ぃ…」