【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

ギュッと俺の腕に抱きつく美桜に、俺は首を傾げた。


「だって…天翔、女の子に見られてるから…」


少し不機嫌そうに言う美桜が、たまらなく可愛く見えた。


「嫉妬?」


「…悪い?」


「いや…俺も嫉妬した」


「しなきゃ怒るよ」


何だ…やっぱり男の視線に気づいてたのか…。


「ちょっと〜、お二人さん?」


「忘れないでよ〜?」


振り返ると、ニヤニヤ笑いながらくっついている聖夜と優実。


そうだった…。


今日はこいつらがいるんだった…。


「そんな不機嫌にならなくても…」


露骨に態度が変わった俺に、美桜は思わず苦笑いだった。