「わぁ〜!! 観覧車ー♪」


「天翔、聖夜!! 早く〜!!」


日曜日。


俺たち4人は、約束通り遊園地に来ていた。


「優実、テンション高ぇ…」


「美桜まで…」


それで朝から子供のようにはしゃいでテンションの高い二人…。


遊園地なんてガラじゃない俺たちは、どうしても二人のテンションについていけない…。


「天翔、遅い!!」


見かねた美桜が俺の腕を引っ張る。


「焦んなって…」


「もぉ…見た目が気になるなら、ピアス外して髪染めればいいでしょ!?」


美桜に痛いとこをつかれ、反論できない俺。


「「クスッ」」