「許して?」


「バーカ」


ちょっと照れている美桜に、もう一度唇を重ねる。


「んっ…」


美桜の唇をこじ開け、甘く舌を絡ませると、美桜は俺の首に腕を回す。


ゆっくり唇を離すと、美桜は肩で息をしていた。


俺はそんな美桜の右手のリングにキスをした。


「もう離れられねぇからな」


「…知ってる」


「生意気…」


ニヤリと笑う美桜に、俺はもう一度口づけた。