【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

「ハハハ…」


俺も美桜も苦笑い。


あいつらがいると、俺らのペースが乱れるからな…。


去年の夏祭りがいい例だろ?


「そんな嫌な顔しないの。ほら、できたよ」


俺が露骨に嫌な顔をすると、美桜はクスクスと笑った。


名残惜しむように美桜から離れ、俺はイスに座った。


「食材、あんまなかったからこんなのしかできなかったけど…」


そうは言うけど、テーブルにはちゃんとした食事が並んでいた。


こんなまともな朝食、久しぶりかも…。


「どぉ?」


食べ始めた俺の顔を、除きこむように見つめる美桜。