【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

聖夜が荒々しく叫ぶ。


「自分の一番大切な女、泣かせてんじゃねぇよ!!」


すると天翔のあたしの肩を掴む手に、グッと力が入る。


「俺は…美桜を傷つけた…。だから…」


「天翔…っ」


天翔の言葉の先を理解したあたしの頬を涙が伝う。


「だから、逃げんのか?」


そんな天翔に聖夜が追い打ちをかけるように問いただす。


「美桜を見放すのか…?」


「…っ」


「バカじゃねぇ? 本気になった女なら、最後まで守れよ!!」


聖夜が叫ぶと、黙っていた天翔は震えながら呟いた。


「バカはお前らだよ…」


「はぁ?」