【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

「天翔…!!」


あたしは夢中でその胸の中に飛び込んだ。


甘いけど男らしい匂いが鼻を掠める。


「ちょ、美桜…!?」


「バカっ」


動揺する天翔にギュッと抱きついて叫ぶ。


「何でいなくなるのよ…っ。ずっと…心配してたんだからぁ…!!」


すると天翔はそっとあたしを引き剥がした。


「ごめん…」


「……っ」


「俺…「カッコつけてんじゃねぇよ!!」」


天翔が言いかけた時、聖夜の叫び声が聞こえた。


「っ!?」


振り替えると、そこには息を切らした聖夜と優実。


「お前、この3日間、美桜がどんな思いでいたかわかってんのか?」