【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

「チッ…どこにいんだよ!!」


「天翔…」


もう思いつく場所はすべて探した。


しかし天翔の姿は見つからない。


ふいに涙が溢れてくる。


「…っ…」


「美桜…」


天翔…どこいっちゃったの…?


「美桜、優実…今日は危ないから帰れ」


「うん…」


優実はコクリと頷いてあたしの肩を抱いた。


「美桜、行こ?」


優実に言われ、諦めかけて歩き出そうとしたときあたしの耳にある音が聞こえた。


これ…ケンカの音…?


音がする方を見ると、どこか見覚えのある広場…。


「美桜!?」


「おいっ!!」