それに、優実も不器用だし、浮気なんて考えにくい。


「でも、美桜だって少しは心配だろ!?」


「まぁ…そりゃ、ね…」


全く心配してないとは言えないけど…。


だって、天翔がいなくなるなんて考えられないし。


「でもあたし、天翔を信頼してるんで」


「うわっ…美桜がノロケた…」


「うるさい」


聖夜にだけは言われたくない。


あー、天翔早く帰って来ないかなー。


聖夜とお留守番疲れた…。


「あ!! 美桜、今俺のことめんどくさいって思っただろ!?」


今までソファーにもたれていた聖夜が、いつの間にかあたしの隣に来ていた。