【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

あたしは今まで愛されることを知らなかった。


それを…天翔が教えてくれたのに…。


別れろなんて簡単に言わないで!!


「美桜!!」


母親が怒鳴ると、今まで黙っていた父親が口を開いた。


「もういいだろ」


「え…?」


「勝手にしろ」


「でも…」


渋る母親に、父親は言い聞かせるように言った。


「美桜の言ってることも間違いじゃない」


「………」


「ただ、俺たちに迷惑かけるなよ」


父親の言葉に、あたしはコクリと頷いた。


父親とちゃんと会話したのは、始めてかもしれない…。


「全く…デキの悪い子ね…」