【完】続・姫桜〜君の隣で咲き誇る〜

「珍し…」


天翔は驚いたようにあたしを見ていた。


何か、こうしたくなったんだもん…。


たまにはいいよね…?


天翔がバイクを走らせると、冷たい風が体に吹き付ける。


あたしはさらに強く天翔に抱きついた。






家のそばまで来て、天翔は何故かバイクを停めた。


どうしたんだろ…。


いつもは玄関まで送ってくれるのに…。


「天翔…?」


「あれ…」


天翔に言われ、家の玄関に視線を向ける。


「あ…」


瞳に映った光景に、あたしは思わず絶句した。


玄関の前には一台のいかにも高そうな外車。