三人のうちの真ん中の方が顔を赤くしている。 「れ、連絡先教えてくれませんか…?」 そろそろと携帯を出す。 隆裕の方はというとおどろいたような顔で「え」 と言った。 「な、なんでかな」 戸惑ったように言うと 真ん中の子ははにかんで「いや、なんでもないです!やっぱりすいませんでした!」 なんて言う。 「いいよ。書くものなんかある?」 一番イケメンな答え方をしてしまうこの人。