――――4月、いつもより早く起きた。 そしていつもより早く家を出る。 「秋穂ちゃんおはよー、俺らもいよいよ3年かぁ」 「…はよ、アツくんもちゃんと来たんだ」 まぁね、とアツくんも眠そう。 二人で春はあけぼのを感じつつ、七海たちと合流するところまで向かう。 「七海おはよー」 「…秋穂、おはよう」 原くんはまだかぁ。