それは旅館に行っても変わらず。 「秋穂布団どっち側がいい?」 「じゃあ左!」 クスッと隆裕は笑うと、引っ張られた。 「文化祭の時の続き、」 耳元で囁いて、 「え、」 しっかりと顔を固定してくる。 少し首をひねると、 下唇が触れた。 「隆裕…」 「ん?」 「は、恥ずかしい…」 袖を持って、呟くと 隆裕の目を見れない。 「……こういうとこだと、なんか照れる」 手で顔を隠した。