「失礼しまーす」


生徒会室に入ると、福谷先輩爆睡。


「まじか…。先輩?」


「んんん…ん゛」


パッと目覚める先輩は寝ぼけて目が半分も開いてない。



「お、おはよう。あれ?俺に仕事押し付けて…」


「先輩最後の文化祭ですし、あとは任せといてください」


なんて言うと、しょっぱい顔になる。



「お前良い奴だな。むかつくわ」


「むかつくんですか…」


「ありがとな、秋穂ちゃんもお幸せに」


「あ、ありがとうございます!」