「秋穂。俺ね、今本当に安心してる」 ゆっくりと、優しく言葉をくれる。 「七草と仲直りできて本当に良かったって思ってる。 好きとかそう言うことじゃなくて 中学時代の大切な人として ちゃんと話し合えたのも、良かった…」 そっか。 隆裕は、良かったんだ。 「あたしも、良かった」 優しい手つきであたしを引っ張ると 隆裕は立ち上がりながら抱き締めてくれる。 「ありがとう」 掠れたその声と同時に珍しく痛いくらいに腕の力を強くしてきた。