ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




なんでだろ。


一年も経ってるのに毎日心臓は鳴り止まないし、


気がついたら目で追ってる気がする。


ある意味ですごいな、なんか。



門前に行くと先生が明らかにこっちに視線を集中させた。



「先生、おはよ」


「………おはよう。坂枝、今日は逃げるなよ」



「はいはい」


下駄箱へ行くと自然と視線が集まる。



『坂枝さん停学とか聞いたんだけど違ったんだ?』



え、あたしが停学?


隆裕と顔を見合わせた。