インターホンを押すとおじいちゃんの方が早くやってきた。 「やっと着てくれたか~久しぶりだな!二人とも」 「御無沙汰してます、おじいちゃん」 隆裕と同じ笑顔を見せて頷いてくれた。 「あらあら、お二人さん。久しぶり」 「ばあちゃん!久しぶり」 隆裕は嬉しそうに家に入っていく。 「二人とも元気だった?喧嘩とかしてない?」 「色々ありましたけど…元気です。」 「今は俺ら仲良くやってるよ」 繋いだ手を少し上に上げる。 …なんか、恥ずかしいなあ。