それからしばらく、妙にずっと黙ってるなと思うと、 「うおぉ、?」 一気に頭が重くなる。 もしかして。 「…………隆裕?」 やっぱり。 寝やがった。 「そんなに最近疲れてたのか」 規則正しい寝息。 でもこの状況だと動けない。 「…………」 起きるまでどうしよう。 トイレ行きたくなったらどうしよう。 ………………… 「ふふ」 夢なのか隆裕の幸せそうな声。 気がついたら、あたしも目を閉じていた。