振り向くと… ぷに。 指にほっぺたが突っ込んだ。 「な…!!」 そこには困り顔の隆裕。 「自分のクラスわからないと教室入りようがないでしょ」 「よかったねー今日の帰り可愛い子と帰れて」 「帰る訳ねえだろバーカ」 ワントーン低い声に少しドキッとしてしまう自分がうざい。 「ごめんごめん。クラス見よ?」 渋々頷いて人の塊のような所へ向かう。 いざ、そこを見てみると 隆裕は4組。 そして、あたしも… 4組だった。