青龍と花嫁の唄



「「いってらっしゃいませ、青龍様」」

親族、前代の青龍、そしてその花嫁。

みんなが頭を下げる。

前代の青龍は、花嫁を迎えるため青龍の役を降りた。



俺がいつか、花嫁の為に青龍を辞めることはあるのか…?

そんな小さな疑問を浮かべ、天界の中心、光の塔に向かった。




光の塔。

それは四神となった者が、人間界に下りるためのゲートのがおかれた場所。
塔の地下に、人間界と冥界のゲートがあり、四神はそこから人間界へ旅立つ。