青龍と花嫁の唄


痛い、熱い。

蒼龍は突き抜けることなく、俺の胸の中に収まって行った。


「ハッ、ハッ…」

少し息が上がる。

父が立ち上がり、両手を挙げ大きな声でこう言った。



「天界、人間界、冥界に新たなる青龍の御加護のあらんことを!!」