「創兄様ー!」 弟の奏(そう)が俺を呼んでいる。 「ん、どした、奏」 「創兄様、今日から人間界ですね、おめでとうございます!!」 「ありがと、奏…」 奏が、俺に蒼い宝玉の埋め込まれた大剣を渡す。 これは、代々青龍に受け継がれる神剣、蒼龍(ソウリュウ)。 俺は、この後の儀式でこの蒼龍を身体の中に取り込み、真の四神・東の青龍となる。 本当に、俺で良かったのだろうかーー。