枕を抱きしめて顔を隠していたら、 奏多に、枕ごとギュッと抱きしめられた。 「嫌いだったらこんなにいっぱい抱きしめたりしないかもなー」 「……っ///」 「穂香、ちょーいい匂いする…」 すりすりと私の頭に顔を擦り付けてくる奏多。 「……奏多も変態」 ポソリとそう呟くと、 「うん。俺変態だから」 あっさりそう返された。 む、なんか負けた感じ…。