加藤くんにそう問いかけると、
加藤くんは片方だけ手袋を外して、
露になった手で、私の手をキュッと握ってきた。
「え…あの、加藤くん…?」
「こっちの方が…温かい、から…」
二人、向き合ったまま手を握られ、
じっと、真っ赤のままの加藤くんに見つめられて。
……ふと、今日大和と話してたことを思い出して、
ぶわっと顔が熱を持った。
「…穂香ちゃん?」
「へ!!?」
「穂香ちゃんも顔赤いよ…?
あっ!寒いなら手袋返すよ」
「ち、違うの!!
お、思い出し照れというか…なんというか……」
もう!
大和が、加藤くんが私のこと好きみたいなこと言うから…
なんか意識しちゃうじゃん…っ!!



