「また私に言わせるの!?」 「は?何を?」 なんて、とぼけてるけど…… ニヤニヤしてるからまるわかりだよ。 「……ホント意地悪…」 恥ずかしいから、 奏多の枕で顔を隠した。 「おいこら穂香」 「わ!なんでこんないい匂いするの!?」 ぐいっと枕を退けようとした奏多だったけど、 私の口から出た言葉に、ピタリと動きが止まった。 ……お、 私、今…っ!!