続*俺様君のイジワルな愛し方








それから少し駅前をブラブラした後、



映画館に入った。



まだ明るい中で、奏多の手を握って席に座った。




「映画館で映画見るの久しぶり!」



「あぁ。
穂香っていっつもレンタルでDVD出るの待ってるもんな?」



「だって、その方が安いもん!」



「ケチ。」



「うるさいなぁー」



「ま、無駄遣いするよりは
ケチな方がいいけど」




ニコニコしながらサラリとそう言ってのける奏多。



そ、それは……未来のことを含めて言っているのだろうか…。



そう考えて赤くなる私も、奏多との未来を真剣に考えてる証拠なのかも…。