すると突然、男の子の声に低い声が被ってきて。
その男の子の言葉を遮った声は、とても聞き慣れた声だった。
「あ?
誰だよお前」
「てめーこそ誰だよ。
なに人の彼女ナンパしちゃってくれてんの?」
そう言う、私の目の前にいる、大好きな人は、
顔は笑ってるけど、声はかなりドスがきいていた。
「え、か、彼氏だったんだ?
それは失礼しました~…」
そんな姿に怖じ気づいたのか、男の子たちは一目散に去っていった。
「……おいコラ、バカ穂香。
久しぶりに会ったのに男といるとこ見せつけてんじゃねーよ」
え…ちょっと待ってよ、奏多さん。
私に当たるの!?
「奏多こそ何?
1分遅刻なんですけど!」
「あぁ!?
穂香がアイツらに連れてかれて
待ち合わせ場所にいなかったから探してたんだろーが!!」



