「じゃあもっかいする?」



「……っ、結構ですっ!!」




そんな全力で否定しなくても…



ちょっとショック。



ガックリとうなだれていると、



───ピロロン♪ピロロン♪



突然、穂香の携帯が鳴った。




「あ、電話だ」



「誰?」



「大和」




廣瀬から電話?



……あ。



そういえば今日…




「もしもし」



『もしもし穂香?
今日学校来ないの!?』



「……へ?」




……月曜日でした。




「って!
もうお昼じゃん!!」



「もう遅いって。
今日は休みだな」



『今日休み?
なら先生に伝えとこっか?』



「あ、ありがとう…」




そう言って電話を切った穂香。



今度は、穂香がガックリする番だった。