「穂香」



「ん?」




すると突然名前を呼ばれて。



顔を上げると、




─────ちゅ




私の額に、奏多は軽くキスを落とした。




「~~っ!!?///」



「真っ赤だー。」



「いきなりとかやめてよ~…
心臓に悪い……」



「ごめんごめん」




絶対ごめんとか思ってないよ、



私の反応を見て楽しんでるんだ!!




「もういい!寝る!!」



「ドキドキして寝れねーんじゃなかったの?」



「寝れるもん!
ていうかもう眠いし、おやすみ」




確かにドキドキしたけど、



それが何だか心地よくて、私は目を閉じた。