「飾らない、 ありのままの奏多がいいの……」 今までの奏多を知ってるから、 変わらなくていいの。 「……は、 ははっ…そっか! うん、俺も、 そのままの、穂香がいい。 たとえツンデレのツンが多くたって、 俺はその穂香がいい。」 「私ツンデレじゃないし……」 「ツンデレまっしぐらだろうがよー」 「ツンデレまっしぐらって何!? 意味わかんないから!」 「そーいうとこなー」 ははっ、と嬉しそうに笑いながらまた頭を撫でてくるから、 私はもう、何も言い返すことなんて出来なかった。