「えと…
そういう行動はつつしみます…」
「えぇ！？
わたしはダメって言ってるわけじゃないのよ？
ただ、時と場合を考えてほしいってだけで…」
「でも冷静になってみれば…あの…
そういうことを受け入れてた私が恥ずかしい…です……」
俯き加減でそう言うと、
奏多と奏子さんに笑われた。
「何言ってるの。
女の子だってそんなこと考えるの、普通よ」
「そうそう。
穂香だけじゃないから」
そんなこと言われても…
これから先、そういうのを積極的にやっていこうっていうのもおかしいだろう。
「や、やっぱりつつしみます…」
「それは俺が困るんだけど」
奏多が間髪入れずにそう言ってきたけど
「えと……」
「ん？」
