「睨んだんですけど…」



「上目遣いだろーが、バカ。
つか、もうキスしていい?」




そう聞いてきたくせに、



私が返事をする前に奏多は顔を寄せてきて…



私は、ぎゅっと目を閉じた。



……わ、



奏多の息が、かかる…



たぶん、もう触れそうなところだ…。



そう思ってたら。









「こら奏多!!
お風呂出たんなら夕飯運ぶの手伝いなさい!!

ご飯食べたらいくらでもイチャついていいから!!」



「…~~っ!!?///」




奏子さんが見ていたようで。



結局、キスは寸止めで終わった…。