────で。 「あら! いらっしゃい、穂香ちゃん!」 「お、お邪魔します…っ」 奏多の家にお邪魔すれば、 もう奏子さんが帰ってきていた。 「母さん、 穂香、今日うちに泊まらせるから。」 「お泊まり!? わたしは大歓迎だけど… 奏多と1つ屋根の下……で、いいの?」 奏子さんには、まだ付き合ってることを言っていないのか、そんなことを言われて。 私は、 「奏多と一緒がいいんです」 そう答えた。