奏多が、私のためにこれを買ってくれたなんて。
嬉しくて、気付けば大きな声が出ていた。
「穂香…?」
「……こんなのもらって…嬉しくないわけないじゃんか…
もう……奏多のばかぁ…!!」
「え、なんで!?」
バカバカバカ!
なんで、
なんでそんなにも私を喜ばせることするのー…っ
「ホントばか!
アホ!……バカ!!」
「なんでそんな貶されてんの、俺!
つかレパートリー少ねーし!!」
「……ふっ、ふぇー…」
「で、要るの?
要らないの?」
やっぱりここでも、意地悪は健在みたいです。
「要るに決まってるー……っ!」



