「もし勘違いされてたら、
大変なことになりそう」
「確かに…」
『やっぱり舞さんに買ったんだ!?』ってなったら、
何言っても無駄そうだもんな……。
一応、渡す準備だけはしとくか。
「早く仲直り出来るといいな。
……ま、奏多たちなら、大丈夫そうだけど。」
「だといいけど」
「お前が招いた結果だろ?
お前がちゃんと言わなきゃ、信用されないよ?」
「わかってるよ。
ちゃんと全部説明するつもりだし、
だから……
仲直りしたら、また報告するわ」
「ん。
いい結果、待ってっから」
祐介はニッと笑うと、
駅の方へと歩いていった。
……さてと。
今度は、俺が頑張る番だな。