二人とも大事だった。
だけど、二人ともを選ぶことなんて出来ない。
二人とも選べば、たぶん二人が俺を選んでくれない。
……結局、俺が一人になることが目に見えてた。
だから。
俺は、一人になりたくなくて、
祐介を、犠牲にしたんだ。
「俺…一人になりたくなかった。
お前と穂香が両想いなら…俺だけ除け者にされるって。
それが怖くて……邪魔した。」
「……なっさけねーやつ。
俺、そんなやつに負けたわけ?」
「……なんとでも言えよ。
俺は弱いよ。
今だって、怖い。
お前に穂香を奪われそうで、怖い。
俺……自信なんてねーんだよ…。
穂香に愛されてる自信がない……」



