《奏多SIDE》







「……何しに来たんだよ…」




とりあえず祐介を家に入れ、リビングのソファに座った。




「宣戦布告したこと、もう忘れた?」



「だからって、なんで俺の方に来んだよ…」




今なら穂香は弱ってて…ってそんなチャンス与えねーけど。




「お前と話しなきゃなって、思ってたから」



「……」



「……お前さ、
穂香ちゃん泣かせんなよ」



「は…?
……んだよ、いきなり…」




唐突すぎだろ。




「お前、浮気してたんだな」



「はあ!?誰が!!」




なんで俺が浮気しなきゃなんねーんだよ!!