《穂香SIDE》 ……やっちゃった…。 奏多に、八つ当たりしちゃった…。 「……最悪…」 本当は、誕生日を覚えててくれて嬉しいのに… 昨日のことを思うと、やっぱり許せない自分がいる。 ……それに昨日、 帰り際に、会ってしまった。 その、舞さんに。 ──────…… 「ごめん、唯加から電話来た」 カフェで少し話した後、 電話のために席を立った加藤くん。 するとそこで、 見覚えのある人たちが、カフェの前を通ったのが見えた。