え、今の…奏多だよね…? 私が見間違えるはずがない…絶対奏多だ…。 え…じゃあどうして… 女の子と二人でいるの…? なんで、アクセサリーショップに入っていくの…? 「今の…奏多、だよね」 「う…ん…」 どうしよう… 泣きそうだ… 「穂香ちゃん、移動しよ?」 そんな私の心に気付いたのか、加藤くんは人の少ないところに連れていってくれた。 やっぱり、浮気してた…? 私よりも、他の女の子と一緒にいる方がいいんだ… もう……やだ… 奏多なんて…… ────大嫌い…。