息があがりながらも、必死に訴えると、



加藤くんは止まってくれた。




「ど、したの…いきなり…」



「……」



「……なんで、怒ってる、の…?」



「……俺」




加藤くんが何か言おうとしたとき、



加藤くんは私の後ろを見ながら目を見開いていた。




「加藤くん…?」




話しかけても、返事がない。



何にそんなに驚いてるんだろうと、私も後ろを見てみると…









「……え…?」




奏多と女の子が、アクセサリーショップに入っていくのが見えた…。