二人が向かったショッピングモールに、私と慎哉くんもやって来た。
すると。
「はぁ…」
疲れ果てたのか、加藤くんは一人、雑貨屋さんの前で溜め息をついていた。
「よっ、祐介。
彼女のお守りご苦労さん」
「慎哉お前来るの遅い……って、え?」
加藤くんは私たちに気付いてこちらを向いたかと思うと、
その視線はすぐに、私たちの手に向いた。
「ちょ、何してんのお前!
彼氏でもないくせに!」
「だって、“ダブルデート”なんだろ?
それらしく見せないと、唯加の機嫌が悪くなんじゃねぇ?」
「だからってお前…手なんか繋がなくても…っ!」



