「あれ、唯加どこだ?」
改札を抜けると、加藤くんがキョロキョロしながらそう呟いた。
唯加ちゃん、まだ来てないのかな?
なんか、私だけ学校違うのに…って思うと、
ここにいることが、なんだかいたたまれなくなった。
そんな私が、一人でそわそわしていたところに、
「祐介ー!ごめん、遅れたぁー!!」
遠くから手を振って走ってくる人を見つけた。
「やっとかよ。
おせぇーよ、唯加」
「ごめんごめん!
久しぶりのデートだと思ったら楽しみで、
準備に気合い入っちゃって…」
「デートじゃねーって…」
「なんで?ダブルデートでしょ?」
「ったく…
いいからとりあえず、穂香ちゃんに挨拶して」



