俺には君が必要なんだよ




私の技術を必要としていることはすぐに分かった


別の意味にもなってしまうと気付いた貴方は慌てている







報酬さえ仮想通貨を要求する私が

アーガイル柄の様に手を出した

超法規的措置を後ろ楯に

貴方と協力して

総力を駆使して立ち向かって

クラッシュに追い込んだ

そして

何も言わずに姿を消したから

きっと

引き留めようとしたんだろうね

だから

私はあえてふれずに

貴方の部屋の鍵を要求して

夕食のリクエストを訊ねてみた







NPOを隠れ蓑にした
ホワイトハッカーのコマンドに
煮え湯を飲まされるなんてごめんだから


オリジナルUSBブートを起動して

サーフェスウェブを越えて
ディープウェブなんて序の口
ダークウェブまで辿り着く


ブラックハッカーの貴方と
クラッカーの私で

駅の発車ベルの様に鳴り響く
警告音を静めて

ディープウェブを沈めにいきましょうか