死の淵で問い掛けたのは
天使か悪魔か
救いの神か不幸の死神か


奪われた片腕を元に戻すか
片腕の生命力を命に代えるか



選んだ答えに貴方はどう思うだろうか?


自分のせいでと嘆くだろうか?


けれど、それは違うと否定する



死にたくないと祈ったことなんてなかったはずだ

生きたいと願ったことなんてなかったはずだ

一緒にいたいと求めたことなんてなかったはずだ



それでも問い掛けられた瞬間、

何故など愚問だと思考を切り捨て、


それら全てを肯定した



片腕なんて無くても構わない


と。