あの花が咲く前に④






気まずい沈黙。

詠が、か細く

先に口を開いた。


「ごめんなさい・・・。」


「・・・え?」


「私・・・勝手だった。

 と言うよりも 出会いがしらから

 私は 自分のことで

 頭がいっぱいで

 両親のこと、知りたくて。

 その一心で・・・。

 本当に勝手に園芸部に

 入れてしまったり

 勝手にオーストラリアに飛び立って

 怪我をさせて・・・。

 本当に・・・ごめんなさい。」