「しっかりしなさい!馬鹿空斗!」 馬鹿とはなんだよ・・・。 詠の声である。 夢を見ている。 俺は死んだんだ。 あの時 詠だけでも助かるように ヘリに押し込んだものの 彼女は元気にやっているだろうか。 最後に 何も声をかけてやれなかった。 ただ 悲しい表情で うっすら笑うことしか出来なかった。 ほんと どうしようもないな・・・俺。